Subterranean Flower

低性能PCでも動く!Steamで買える軽くて安くてそれなりに面白いゲーム20本

Author
古都こと
ふよんとえんよぷよぐやま!!!

最近は日本でもPCゲームが流行っていますね。Undertaleがブームになったり、PUBGが17万本ほど売れたり。

そんな中、「自分もPCゲームやってみたいけどPCの性能が……」なんて方も多いのではないでしょうか。ですがご安心ください。PCゲームは幅が広く、性能の高くないPCでも動くゲームがたくさんあります。

今回はその中から、安くてそれなりに面白い(価格分ぐらいは楽しめる)ゲームを一部紹介してみたいと思います。

今回ここで取り上げるのはだいたい1500円以内のゲームです。低価格という都合上、古いゲームが多くなりますので、その辺りはご理解を。

また、できるだけ動作の軽いゲームだけを紹介するつもりですが、2Dゲームでも結構重いものが紛れていることがあります。もしかしたらあなたのPCで動かないかもしれません。購入は自己責任でお願いします。

 

One Finger Death Punch

One Finger Death Punchは、左右から襲いくる敵をひたすら殴り飛ばすだけのゲームです。操作は簡単。「左を攻撃する」と「右を攻撃する」のふたつだけ!価格は500円。

極めてシンプルながらになかなかハマれるゲームで、昔のFlashゲームなんかが好きな人は何時間も遊べるのではないでしょうか。逆に言うとあの手のゲームが合わない人にはきついかも。

Terraria

Terrariaは、ランダム生成のフィールドの中を冒険し、ブロックをひたすら壊したり設置したりして遊べるサンドボックスゲームです。980円。

どこかで聞いたことがあるようなゲーム内容ですが、こっちは2Dゲームです。3D酔いなどであっちが厳しい人にも遊びやすいつくりです。

サンドボックスゲームは数々ありますが、Terrariaはどちらかというと探検に主体を置いたゲームで、敵を倒してアイテムを集めたり、ボスを倒したりすることが主な目標となっています。もちろんブロックを積み上げて好みの建造物を作り上げたりもできます。

2Dなのでとっつきやすいのと、ゲームの目的が比較的明確なので、「この手のゲームは遊んでみたいけど、わけもわからず3D空間に放り出されるのはちょっと厳しい」という人にはオススメです。

Hotline Miami

Hotline Miamiは2Dの見下ろし型アクションゲームです。動物のマスクをかぶって次々とロシアンマフィアを殺し、フロアを制圧しては次のフロアに向かう面クリア型ゲームです。日本の「ひもじ村」のゲームをリスペクトしており、各所にその影響が見えます。980円。

その暴力的なゲーム内容と奇抜なストーリーで発売当時に大きな話題となりましたが、ゲームとしては素直なつくりで、2Dアクションゲームとして非常にクオリティが高くまとまっています。

銃、打撃武器、動物マスクの特殊能力、ときには扉をフル活用して敵を殺していきます。敵はあっさり死にますが、自分もすぐに死ぬのでスピード感があります。そこそこ難易度は高く、様々な戦略を試しながらなんどもチャレンジすることになります。その難易度から何度も死ぬことになりますが、リトライはワンボタンででき、ゲームのテンポはとても良いです。

殺し殺されの暴力に浸りたい人はこのゲームを遊んでみてはどうでしょうか。

Mark of the Ninja

Mark of the Ninjaは、ニンジャを操作する2Dステルスゲームです。1480円。

ステルスゲームというと「メタルギアソリッド」や「スプリンターセル」など3Dのものが主流ですが、こちらは2D。しかしステルスゲームの醍醐味は失われておりません。忍者道具や忍術を駆使して敵に忍び寄って息の根を止め、死体を隠しましょう。

クナイで敵をおびき寄せ、床下から殺害する、などの流れがスムーズにできるようになってくると、とても気持ちいいゲームです。

隠密行動の緊張感と、忍者特有の軽快で心地よいアクションが両方揃ったゲームです。ステルスゲームが好きなら遊んで損はありません。

Crypt of the Necrodancer

Crypt of the Necrodancerは、リズムに合わせてダンジョンを進んで行く、リズム・ローグライクゲームです。1480円。

基本的には普通のローグライクなのですが、移動や攻撃が「リズムに合わせて」行う必要があります。敵もリズムに合わせて動きます。それだけ聞くと合体事故を起こしたゲームのようにも思えますが、意外なことにこれがなかなかマッチしています。ノリのいい音楽に合わせてポン、ポン、ポン、とボタンを押していく心地よさは、当然ながら他のローグライクでは味わえません。

バカゲーっぽさはありますが、これがなかなかしっかりと作られていて、ゲームとして楽しく仕上がっています。

Gunpoint

Gunpointは2Dステルス・パズルゲームです。980円。

主人公は驚異的なジャンプ力を有しており、おそらくかの有名なマリオよりも高く遠く跳べます。そのジャンプ力でビルを登ったり、敵を突き飛ばしたり、窓ガラスをぶち破ったりしてゲームを進めていきます。

またハッキングもこのゲームの醍醐味のひとつです。ハッキングモードを起動すると、建物内の配線を自由に組み替えることができ、「電灯のスイッチを押すとドアが開くようにする」などといったことができます。これを駆使した侵入がパズル要素となっており、Gunpointを特徴付けています。

ステージ数はあまり多くなくあっさりと終わりますが、短い中に楽しさがたくさん詰まったゲームです。

SpaceChem

SpaceChemはロジック回路を組み上げるパズルゲームです。980円。

レールの上をカーソルが動いていくので、カーソルに適切な命令を出し、入力側から原子を掴み、合成し、出力側へ落とす、というのがゲームの流れになります。プレイヤーのやることは、赤と青のレールを設置してゆき、そのレール上に「掴む」「離す」などの「カーソルに対する命令」をセットすることで、目的のものを出力していくことです。

このゲームの特徴は、ひたすら難しいところです。普通のパズルゲームだと、難しいながらもなんとかクリアできるように作られていますが、このゲームは「できるもんならやってみろ」という威圧感があります。そのぶん解けた時の喜びはひとしおです。

プログラミングが好きな人や、難しいパズルゲームが好きな人にオススメの一本です。

Castle Crashers

Castle Crashersは4人まで遊べるベルトスクロールアクションゲームです。1480円。

Castle Crachersは300万本以上を売り上げた大ヒットゲームです。ゲームとしては単純なベルトスクロールアクションで、奥行きのあるマップを左から右に、敵を倒しながら進んで行くゲームです。

4人までのプレイに対応しており、みんなでワイワイやると楽しいゲームです。一人でやるとさみしいかも。ただ今更オンラインに繋いでも人がいないので、フレンドにも配って一緒にやるといいでしょう。

FTL: Faster Than Light

FTLは宇宙船ストラテジーゲームです。980円。

マップ上の点をワープしながら進んでいき、買い物や戦闘などをこなしつつ、ランダムに生成される宇宙の奥深くを目指すゲームです。

このゲームのキモは戦闘です。戦闘中には様々な機能が割り振られた部屋にクルーを適切に配置し、敵を撃退する必要があります。プレイヤーが直接戦うのではなく、適切な船内管理により戦いを進めていきます。条件は敵も同じで、敵の宇宙船の厄介な部屋を先に破壊することができれば、戦闘が有利になります。

忙しいゲームですが、好きなときに時間を止めることができ、焦って操作をしなくても良いようになっています。難易度は高めで、頭を使いますが、その分、楽しいゲームに仕上がっています。

Broforce

Broforceは、どっかの洋画劇場とかで見たことがあるような気がする人たちを操作する横スクロールアクションです。1480円。

ハリウッド的な操作キャラたちがただのアクションゲームにはおさまるはずもなく、豪快に地形ごとぶっ飛ばせるゲームになっています。ステージ中には様々なブラザー(全員どこかの映画館で見たことあるような感じがする)がランダムで捕えられており、救出することで操作キャラを交代できます。

バカなノリと、地形ごと破壊できる豪快なゲーム性とで、気持ちよく遊べるゲームです。とにかく暴れまわりたい人は遊んでみてはどうでしょうか。

Papers, Please

Papers, Pleaseは入国審査ゲームです。980円。

各入国者から提出される書類をチェックして、マニュアルと照らし合わせてOKなら「許可」のスタンプを、そうでなければ「不許可」のスタンプを押すだけのゲームです。シンプルですが忙しく、本当に入国審査官になった気分を味わえます。

最初の頃は簡単なパスポートのチェックだけなのですが、日が進むにつれて必要書類が増えていき、偽造書類も出回り、マニュアルは膨れ上がり、徐々に大変なことになっていきます。国境で事件が起こることもあります。入国審査も一筋縄ではいかないのです。

「ゲームでまで仕事なんてしたくないんですけど」と思うかもしれませんが、これがなかなか楽しく、登場人物も様々で、ゲームとして楽しめるようになっています。

Dust: An Elysian Tail

Dustは美しいグラフィックが特徴の横スクロールゲームです。1480円。

ヴァニラウェアのゲームを連想させる、軽快なアクションゲームです。ボタンを押せば気持ちいいアニメーションとともに爽快なコンボが決まります。難易度はやや簡単なので、誰にでも楽しめます。

特筆すべきはその美しいグラフィックで、なんでも全部一人で描いたとか。アニメーションもなめらかで、操作しているだけで心地よくなってきます。

斬新な要素はありませんが、全体のクオリティが高くまとまっているゲームです。2Dアクション好きなら遊んで損はないと思います。

Plants vs. Zombies

Plants vs. Zombiesは、植物でゾンビを撃退する、シンプルなタワーディフェンスゲームです。498円。

タワーディフェンスというと複雑なイメージがありますが、このゲームは徹底的にシンプルにできていて、右からくるゾンビたちを左側に植物を植えて撃退するだけです。

かなり古いゲームですが、数々のハイクオリティなタワーディフェンスゲームが出てきている現在でも、その面白さは色褪せません。

タワーディフェンス慣れしている人には物足りないかもしれませんが、入門用としては最適なゲームだと思います。

Mini Metro

Mini Metroは路線管理ゲームです。980円。

次々と増えて行く駅を線路でつなぎ、乗客を適切な行き先に誘導するゲームです。ミニマルUIと線路が描くスタイリッシュな模様とは裏腹に、頭がパンクしそうになるほどハードです。

ひとつの路線で全ての駅をカバーしようとすると乗客を捌ききれなくなり、路線を増やして対応しようとするとどんどん複雑化していくので、ちょうどいい塩梅を見つけながらうまく管理できるかどうかがポイントになります。

シンプルだけど奥深く、繰り返し遊べるゲームです。

VVVVVV

VVVVVVはいわゆる死にゲーに分類されるアクションゲームです。498円。

左右の移動と、キャラの上下反転のみで進んで行くゲームです。マップには様々な罠が張り巡らされており、難易度は高く、ひとつのマップで何度も死ぬことになるでしょう。そのかわりチェックポイントは豊富で、死にやすいけどリトライもしやすいという作りになっています。

遊んでいるとひたすら死にまくることになるゲームですが、テンポは良くストレスフリーです。この手のゲームが好きなら手を出してみてはどうでしょうか。

Downwell

Downwellはひたすら地下に下って行くアクションゲームです。298円。

主人公はガンブーツと呼ばれる武器を装備しており、敵を踏んだり撃ったりしてコンボをつなぎながら地下へ地下へと進んで行くゲームです。マップは自動生成で、何度遊んでも楽しめます。展開はスピーディですが反射神経が必要なわけではなく、気持ちよくコンボを繋いでいけます。

どちらかというと難易度が高めのゲームですが、それでも何度も遊びたくなる魅力があります。

Cave Story+

Cave Story+はメトロイドヴァニア系のゲームです。オリジナルのタイトルは「洞窟物語」で、日本のゲームです。元はフリーゲームですが、「+」ではグラフィックの向上などがはかられ、Steamなどで販売されています。1480円。

いわゆる探索型のゲームで、道なりに進むだけでなく、様々なルートを通っての探索が重要になります。とは言っても道に迷うことはあまりなく、快適にゲームを進めて行くことができます。

ゲーム自体はそんなに難しくなく、クリアするだけなら簡単とも言えます。しかし隠しマップである「聖域」はかなりの高難易度となっており、ゲーマーをうならせます。腕に自信があるなら挑んでみてもいいでしょう。

オリジナルの「洞窟物語」からは随分と年月が経ちましたが、今でも十分に通用する傑作です。かつて遊んだ人も、まだ遊んだことのない人も、時間があれば手を出してみましょう。

FEZ

FEZはアクションパズルゲームです。980円。

FEZの特徴は、2Dゲームのように見えるのに、実際は3Dなゲームというところです。マップを奥に手前に90度ずつ回転させることができ、視点を変えるとマップ構造ががらりと変わってしまうというところに面白さがあります。

しかし3Dゲームな一方で、主人公はまるで2Dゲームのように動きます。例えば遠くに届かない足場が見えているときにマップを回転させると、2D視点としては「足場が近くにやってきた」ことになりジャンプが届く……という風にです。

ゲームプレイは若干単調という欠点もありますが、斬新なシステムが面白いゲームです。

Unholy Heights(メゾン・ド・魔王)

Unholy Heights(メゾン・ド・魔王)は魔王となって魔物アパートを経営するシミュレーションゲームです。398円。

あなたは魔王となって、アパートの経営をします。魔王のアパートなので、もちろん入居者はモンスターたちです。モンスターたちの生活を快適なものとし、時には冒険者たちを追い払い、アパートを経営していきましょう。

経営シミュレーションというと難しい印象がありますが、メゾン・ド・魔王はゆるめのゲームで、あまり力を入れなくても遊べるようになっています。

Super Time Force Ultra

Super Time Force Ultraは横スクロールアクションゲームです。1480円。

このゲームはいつでも時間を巻き戻すことができます。しかもただ時間を巻き戻すだけではありません。普通にプレイしている間、プレイヤーのそれまでの行動が記録されており、時間を巻き戻して再開したときに、それまでのプレイヤーの行動が分身として「再生」されるのです。もちろん攻撃も再生されます。

この分身とともに戦うのがこのゲームの特徴です。しかも分身は大量に重ねることができます。多くの分身とともに行動することで、HPの高いボスを瞬殺することもできます。

派手なピクセルアートと爽快な時間の巻き戻しギミックを備えた楽しいゲームです。